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【実験】「足もみ30分」で足趾の握力はどう変わるか?
1,足趾の握力とは?(知っておきたい基本の目安)
足の指で地面をグッと掴む力(足趾把持力)は、「転倒リスク」を測るうえで非常に重要な指標です。
- 絶対値の目安:
- 10 kg 未満になると、立位バランスが崩れやすく、躓き(つまずき)や転倒のリスクが跳ね上がるとされています。
- 体重比(WBI)の目安:
- 体重比 15〜20% 未満:転倒リスクが高まる危険ライン
- 体重比 25〜30% 以上:安定した歩行を支える安全圏
- 左右差の重要性:
- 左右の筋力差が 20% 以上あると、歩行時のふらつきや身体の動揺が大きくなり、転倒リスクが高まります。
2.【実験】「足もみ30分」で足趾の握力はどう変わるか?
「足もみによって足の指の握力(足趾把持力)がどう変化するか」について、実際の施術前後で測定を行う検証実験を行いました。 (実験:令和8年10月6日)
- 被験者:67歳男性(体重65kg・現役で社会福祉施設に勤務し、ストイックにスポーツに励む方)
- 内容:30分の足もみ施術の前後で、足趾握力(足趾把持力)を測定(各3回計測の最高値)
【実験結果】
- 右足:足もみ前 8.0 kg ➔ 足もみ後 10.6 kg (約1.3倍にアップ)
- 左足:足もみ前 8.4 kg ➔ 足もみ後 12.9 kg (約1.5倍にアップ)
【考察】 施術前は、高齢者の転倒リスクの目安とされるラインを下回っていた数値でしたが、足もみを行うことで左右とも転倒リスクの少ない数値へと上がりました。 他の被験者の方々においても、足もみ後に10〜20%の足趾握力(足趾把持力)の上昇が確認されています。
足の裏や指の関節周辺には、筋肉や筋膜が硬くこわばり、筋肉の本来のポテンシャル(収縮力)を抑え込んでしまう原因になります。
「足もみ」によって足の筋肉の緊張が解放され、血流が促されると、眠っていた足趾の屈筋群がスムーズに動くようになり、その場でグッと力強く地面を捉えられる機能的な足を取り戻すことができます。
歩行の安定や転倒予防において、トレーニングだけでなく「足をもんで 筋肉や腱を柔らかく整えること」は、驚くほど即効性のあるアプローチです。


